【夏を嫌いになれなかった大人へ】夏曲ツアー2024
17 曲 / 62 分 59 秒
Orangestarが教えてくれた真夏の景色があった。
n-bunaが聴かせてくれた夏の1日があった。
神社のお祭りも
嘘みたいな数打ち上がる花火も
縁側で食べるスイカも
田んぼに囲まれた畦道も
私たちが生まれるずっと前に起こった惨劇も。
知ることができなかったかもしれない
夏の景色を伝えてくれるボカロ曲。
鬱陶しいほどの蝉の鳴き声
アスファルトにゆらめく陽炎
海に近づくほど濃くなる潮の香り
炎天下、じわりと滲む汗と
へばりつく髪に洋服
思い出の中にある夏の空気を
音に乗せて存在させるボカロ曲。
数多存在する夏曲の数だけ
その景色が、空気が、温度が、声が、表情が、
存在している。
年々、夏の気温も上がっていき
幼少期に過ごしたような夏すらも消えつつある。
それでも
夏曲に生かされてきた人間は
その音楽の中に大好きな景色が存在する限り
人々が疎ましく思うこんな夏すら
嫌いになれないでいる。
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【IA】イヤホンと蝉時雨【オリジナル】
『熱いアスファルト駆け出した』
Orangestarを私に教えてくれた
大切な友達との
キラキラしていて
人生でいちばんの
大事な夏の思い出が詰まった楽曲。
大切な夏曲。 -
【猫村いろは feat.VY2】爾今の洋洋この蛍光にあり【オリジナルMV】
『十七、八の若武者も征く
お国のために火の玉と 否
父母子想いて グルリと記憶
その悄々に私は在る』
神風特攻隊と名付けられた少年たちは
命を賭してお国のために散華するんだと意気込んで片道分のガソリンだけしか入っていない機体で飛び立った。
残された人間の想いも知らず。遺書だけを預けて。
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