hknproject/てんぱ〜さんおすすめ
8 曲 / 29 分 5 秒
ニッチかもだけど刺さる曲
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閉廊 - カゼヒキ
異常な靄が列を成して、
光無き意思が呀鳴(がな)りだす、
仰角十度の気怠さと、
施しの足りない暑苦しさ、
机上で燃やされた野心と、
機械仕掛けのカゲ帽子、
乾闥婆(けんだつば)がこちらを手招いて、
架線を滑り落ちるが如くして、
暈を増して揺れる空洞、
燻(くす)み出す憑代の蛍光灯、
願いと諦めとの混濁が、
輪になって纏わり続く。
万物に僻んで、
鍵を窓から捨てた、
いいさ、
僕こそ堕天使だ、
檻の影を融かす堕天使だ、
正体不明の影を殺めるなら、
眼前の塵でも崇めておくれ、
嗚呼、
あの空もこの影も、
夢境の証左とはなり得ない。
還り路は袋小路、
仰いでも微塵の尊さを忘れた。
送り主の消えた光明、
透明かつ気色悪い触り心地、
「後悔のない選択」とやらが、
意識の外でトチ狂って、
濁る。
螺旋、
或いは思考のジャック、
ノイズに紛れた教壇で、
得体の知れない花が咲いている。
罅の割れた眼球には根が挿されて、
上澄みから記憶が暈されてゆく。
第五象限に溶けゆく自我は、
浄土にも黄泉にも戻れないや。
それが夢だとしても、
喉が渇くような選択を、
いいさ、
僕こそ堕天使だ、
毒を食らうのならば皿まで、
傲慢な海の向こうへと
堕ちて堕ちて堕ちて堕ちて堕ちて堕ちてゆく。
往日の名残、暈を増して、
自由意志に手錠を掛けてゆく。
顧み嬲る視線は、
安寧の地を払うが如くして、
嗚呼、
あの空もこの影も、
夢境の証左とはなり得ない。
還り路は袋小路、
仰いでも微塵の尊さを忘れた。
異常な靄が列を成して、
光無き意思が呀鳴りだす、
仰角十度の陽の残り、
音が止んで眩曇(くぐも)った視界、 -
Rainy Capsule Paraphrase
リスカピアノの最高傑作
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
哀愁/情緒 聞く耳持たない天変地異と
増殖する感嘆符 踵を返した
滂沛(ぼうはい)/瓦解(がかい) 理性が飽くまで湿度を上げて
水溶性のリリースをカットした
流体/焦燥 全部を道連れにする体たらく
狼狽する感嘆符 頭抱えて
平衡/浸潤 特異な空気に溺れそうで
この星ごと俄(にわ)かに裏切りだしたんだ!
招いたって痛いんだ乱層
停滞した煽動
あやまちは飽和して 網羅して
百葉箱を執拗にアプローチ
オフロードって川の上だっけ?
強がっては風邪ひいちゃって
頭の上の頼り無さ
それでも僕らは抗いたくて
篠突く音の重なりを縢(かが)る様に
灰色に染まる窓際に雨が降る
揺れる空気と暗い街 白昼のソケットを眺めた
艶めく亜日常引っ張り出して
"Paraphrase!"
篠突く音の粒で塗りつぶす様に
退廃も矜持も全部全部ぱらぱらと
揺れる季節と一緒にさあ踊ろう
僕らの風向きは変わっちゃったんだな
形骸/和解 どれだけどれだけ言い換えても
落ちて流れる言葉は通り過ぎて
朦朧/一瞬/芒種(ぼうしゅ)/艱難辛苦
殻の中に逃げ込んだ雨露の月
攫われた鍵盤の響きが
構ってって言う様な気がした
だから同化した 高架下
歓楽街が溺れる様(さま)に
例えたって無駄なほど渺渺(びょうびょう)な泉の上に立って
ここで歌おう、
厄祓い代わりにずぶ濡れになれ!
焦燥を噛みちぎる仮想上のケダモノが
雑踏とノイズに挟まれて煢煢(けいけい)と
触れる瘴気の昏い中 100%濡れた屋根登った
煌めく仮想敵をぶっ放して
"Paraphrase!"
篠突く音の粒で塗りつぶす様に
退廃も矜持も全部全部ぱらぱらと
揺れる季節と一緒にさあ踊ろう
僕らの風向きは変わっちゃったんだな
遍在/中和 近道できない現実逃避
軌跡を描く終止符のリリースをカットした
蒼穹/懐柔 いっそ色彩ごと忘れて終え
そうして季節は廻るのさ! -
常夜の街 - ゲキヤク&重音テト
等速度の陽は何処?
教育者の碑は何処?
予定調和の理に
共同体が棲み付き、
操られたような意識は
尚も脅されている。
入口もとうの昔に
忘れてしまったみたいで、
愛したモノに嘯いた。
それが最後の記憶だ。
理由なしに呈示された、
シラブルの繰返しを、
覚えて、覚えて、覚えて、
何の徳になるというのか?
等速度の陽は何処?
恐れを為して祈る代償を払って、
物語の書を焚いた、
永遠の忘却を望んだからだ。
教育者の碑は何処?
君の足首を掴んでいた概念を
殺した言い訳を考えていた。
収穫は輪廻に過ぎず、
狡猾は前提となり、
抗う者を吊る為の
篝火を灯していた。
此の街は呪われている。
此の世界は呪われている。
支えきれない言葉すら
何処にも届かないのか。
目尻に宿る稚拙さを、
ひたむきに隠していた。
忘れて、忘れて、忘れて、
幸福の定義も曖昧で…
等速度の陽は何処?
振り出しに背を向けて我武者羅に走って、
物語の書を焚いた、
永遠の忘却を信じたからだ。
教育者の碑は何処?
焉か、
標の在処も失せれば、
人徳に澱んだ濁流に
身を沈めるの。
等速度の陽は何処?
教育者の碑は何処?
等速度の陽は何処?
振り出しに背を向けて我武者羅に走って、
物語の書を焚いた、
永遠の忘却を信じたからだ。
教育者の碑は何処?
焉か、
欺瞞を疑った地平線まで飲み込んだ、
此処は常世の街だ。 -
縒紗夜綺 - つくよみちゃん&葛駄夜音
聴かせておくれよ、箱庭の静寂(しじま)の中
仕舞い損ねた煽動を 翠(みどり)に書き記して
聴かせておくれよ 建前に毒された儘
蝶の行方を探した キミの胸の内を
紅い眼差し蒼い眼差し明日と今日の境で嘆く
背徳的に放り投げられるアンチパイラシースクリーン
星降る言葉星降る理性星降る宵闇を擬えて
頼りない糸を紡ぎ合わせ逃避試行を手繰り続ける
影の中から陰の中から翳の中から闇(かげ)の中から
飲み込んだ言葉をまた引き延ばすディスプレイスメント・コード
零落の位を恐れるあまり流せなかった涙の束を
染み込ませた声色もひとりでに暗がりに流れ出ていく
聴かせておくれよ 射干玉(ぬばたま)の孤独の中
霊妙な解釈を積んで ひとり悩んでいたの
聴かせておくれよ 妖艶な露の冷気で
空想の被覆を溶かした キミの心の声を
紅い眼差し蒼い眼差し昨日と今日の境を憂う
閉ざされた部屋と視線に迸(ほとばし)るブレインストリーミング
申し訳程度の光量がソレイユを見下しているようで
縒り合わせた虚弱な想いは遮るものも遮れなくて
物足りなさが不気味に潜むaddM7の傾性
475回組み直した赤裸々な五芒星は
影の中から陰の中から翳の中から闇の中から
幻(かげ)の中から像(かげ)の中から証(かげ)の中から■(かげ)の中から
表層は昏(くら)く凪いで 邂逅を果たした
色水の薄めた様な貌は 酷く脆そうに見えた
行間を黒で満たせば キミと二人きりの場所
夕闇に息絶えた影は 何を想うだろう?
聴かせておくれよ
聴かせておくれよ
聴かせておくれよ
聴かせておくれよ
表層は昏く凪いで 邂逅を果たした
色水の薄めた様な貌は 酷く脆そうに見えた
行間を黒で満たせば キミと二人きりの場所
夕闇に息絶えた影は 何を想うだろう?
箒星が瞬いて 翳りをそっと撫でた
塞がれていた表情を 今から取り戻したくて
機織りの様に記憶を辿る ずっと前から苛まれていた
だからキミに囁く 「そのままでいいんだ」
紅い眼差し蒼い眼差し明日と今日の境で嘆く
背徳的に放り投げられるアンチパイラシースクリーン
星降る言葉星降る理性星降る宵闇を擬えて
頼りない糸を紡ぎ合わせ逃避試行を手繰り続ける
躰(かげ)の中から月(かげ)の中から晦冥(かげ)の中から憂鬱(かげ)の中から
根拠不明の"こう在るべき"に毒を盛られて反実仮想
森羅万象を端から端まで沈めた意思の黒幕は
小説にも載らない表情筋 -
星蝕と傾奇者 - 葛駄夜音&カゼヒキ
謎 意匠 恋仲 涯 天秤秤
賛美 泣き言 道 墓前の遊戯
脳髄 赤 現実 首謀者
海空幅 黒 目眩 上弦の月
宙吊り 不滅 紙切れ 俗世
色水 無知 才色兼備
劣等 仇討ち 遁逝 有り金 堕落
咲くことのない花 過ち
明礁と磊隙 優越と懲罰
末裔と惨劇と舌下暗嘲
合言葉と臨床と無誓の罪と旧時代と星蝕と傾奇者
減る 学ぶ 倒れる 飽く 霞眩に迷う
送る 嘲ける 買う 掌空妄空
闘志を掃く 正気を失う
賽の河原 種を間引く 軌才に非ず
哀塵を笑う喧者の終疎
為重ねは謐言を呼ぶ
越誅を探る断衡 晦怪なる杏獣
有るはずのない故事
明礁と磊隙 林漠の幽息
匿罪は銘背を蹴った躁逃
街折流れは永裁を招いた
破沫を負う星蝕と傾奇者
明礁と磊隙 優越と懲罰
末裔と惨劇と舌下暗嘲
合言葉と臨床と無誓の罪と旧時代と星蝕と傾奇者
警鐘が鳴る夕陽 享楽を嘆く
さながら落ち度を背負った表情
夢枕に見た誰にもなれずいた
虚を這う脆弱な逸れ者
未熟な捧げ者
星蝕と傾奇者 -
ラストダンス / 初音ミク
ここに蔓延る摩天楼
君の確かな芽を摘んできた
叶えたいもの全て奪い攫っては
僕をねじ曲げてく
価値観違い 嫌いなあいつは
滑稽なんて嗤いあって
上品な言葉 乗せあって待って焦って足掻いた
せっせ 知恵を絞って せっせ 欲をかいて
エゴに堕ちてゆけ
あなたは言った 消耗品さ
だけど私は まだ考えてるわ
いつかまた こうやって
踊ってやってくれないか
辛気を纏った 少年少女
憂さを晴らした イエスマン患者
誰も何者でもないもの
真意を知れば最期になるならさ
舌が乾くまで話そうぜ
虚勢を張って 自分を失った
虚言を吐いて 幻になった
馬鹿になって 宙を舞って
したらもう 壊れてしまいました
純粋で透明な少年のさ
感情に魔を差してやってんのさ
思い出して思い出して考えては
辿り着きさえもしないや
あなたが言った 本当の意を
世界の片隅で考えてるわ
冷えきった 嘘さえも
溶かしてやってくれるのなら
孤独を知った才能人と
明日を選んだ メランコリー患者
戻れない僕にさようなら
指を咥えて 泣いても無駄だから
いつかまた
最終列車を待つわ
あなたの帰りはないけど
ここに居るべきではないこと
今全てを飲みこめやしないけど
遠くからみたら あなた幸せそうねでも
痛くて 痛くて 全部知ってるから
あなたは言った 消耗品さ
だけど私は まだ考えてるわ
いつかまた こうやって
踊ってやってくれないか
辛気を纏った 少年少女
憂さを晴らした イエスマン患者
誰も何者でもないもの
真意を知れば最期になるならさ
舌が乾くまで話そうぜ
そして僕ら逸話になって
今不確かな笑みを浮かべては
誰も知らなかった物語を今
君に話すから -
一千光年
「どこへ行こう」と話しかける
窓の中 じきに春
「そこへ行こう」と思いふける
白紙の地図さえも持たずに
かわいいわがままを言って
その隣で歩きたいな
かっこいいことを言って
振り返って笑えるかな
退屈の土にまいた種が
押し流されるような日々が
ぬかるむ道を進みながら
霧を晴らしながら
一千光年先へ
途切れない音でおしえて
その髪に光を編んでいたい
昨日新しくした靴も
すぐにほつれちゃうから
愛おしいんだ
生きていても
死んでいても
どっちでもいいんだよ
愛があるだけ
恋焦がれても 触れられるのは
夢の中だけ
だから
「どこへ行こう」と話しかける
青い床に寝そべる
残りの今日と踊り出す
白紙のはずだった布切れに
おどけたジョークを言って
吹き出させてやりたいよな
新しいことを言って
それアリって思えるような
未来を
君は
一千光年先へ
千切れない糸で つないで
その袖に恋を隠してみたい
大切に数えていた年も
すぐに追い越してしまう誰かが
そばにいても
離れていても
どっちでもいいんだよ
愛があるだけ
大事なことは忘れないのが
嬉しかっただけ
the light will lead us to the stage.
Someday we'll reach for the star.
(嬉しかっただけ)
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