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初音ミク - とても素敵な六月でした
八曲目。初音ミク - とても素敵な六月でした https://www.nicovideo.jp/watch/sm23770496
この曲が一番好きです。
爽やかな曲調。差し込まれるアルペジオ。かつてオルタナティブロックというタグが付いていたのを見て、このジャンルに注目、より深くハマっていったきっかけの曲でもある。一見してみるとあまりに爽やかすぎてロックらしくないように見える。実際、いくらかの人間はこの曲をそう捉えていないと思う。
もしあなたがイヤホンをつけているならサビで(あるいは二番サビ終わり、ドラムソロが終わってから)耳を澄ませてください。エレキギターの、おそらくメジャーではないのであろう独特の音が聞こえます。このコードがいかにすごいかを語る音楽的素養がないのが恨めしい。そのくせ、サビが終われば爽やかなアルペジオを流して、すべて煙に巻いてしまうのだから憎らしい。更に二番、そのまま爽やかに進むかと思いきや、同じフレーズをなぞる二本目のギターの演奏が追加される。まるで輪唱のように演奏されるそれは、この曲に残響のようなものを追加し、音を深めるとともに「何もないのに揺れる水面」のような薄気味悪さを表現しているようにも感じられる。MVや歌詞から不穏さを感じているリスナーも多いだろうが、ミュージックの面でもそれを読み取れるのが分かる。実はこのような表現はEightの十八番で、例えば焼身証明という曲のラスサビでもこのようなギターの旋律が隠されているのが見られる。
初音ミクの調声は一見すると静かで、可愛らしく、あまり手の凝ったものに見えない。しかしこれも注意して聞いてみると味わいが変わってくる。特に注目したいのは、発音の「強さ」である。この初音ミク、発音一つ一つのキレがはっきりしており、VOCALOID曲にも関わらず単語の全てが聴き取りやすい。さらにビブラートが表現され(これは初音ミクのソフトそのものを褒めるべき)、ところによってはがなりのような発音の変化も見られる。総評すると、間違いなく初音ミクの、合成音声のボーカルなのだが、その歌唱法は「まるで人」なのである。歌ってみたの爆発的な人気の一端としても解釈できる、興味を引く調声をされている。
歌詞の話も少し。この曲の全体的な考察や解釈は各々に一任し、ここでは歌詞の特徴と最も好きな歌詞「背徳の白い息を 次第に白銀が 覆い隠してしまうよ」について。
まず全体的な歌文字数

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