1. 可ラッカ

    ぼくの考えるキャッチーの定義は、「2日後、家事をしている時とかに、前触れなく突然口ずさんでしまうような旋律を備えていること」なんですが、この『トミエ』は、ギターリフも歌メロもキャッチーを突き詰めたような楽曲で、いつどのフレーズが頭を支配してしまっても全くおかしくないような強度があると思います!

  2. 御花屋

    近代〜現代の美術作品・版画・宗教画のモチーフが、人間の営みというベーステーマに対して、ヒトの歴史のタイムラインの長さや、正しい・間違いというテーマ性、神と人間という対比構造を付与しており、それによって、反復的な毎日を節度を持って慎ましく規則的に暮らすというその営み自体が、制限・管理されたものであるという、ディストピア的なニュアンスを生み出していて、ただお洒落なだけじゃない良さを感じました!

  3. 傍来遊酪

    解像度がだんだん低くなっていくループ寄りの映像や、何気ない景色に激情的なトラックが乗る感じが、「静かな景色と動的な感情」という、ぼくの考えるポストロック・オルタナティブを感じさせる要素と符合していて、とても喰らいました。知らないインディーバンドのepに引き込まれる感じというか、どこか儚げな初期衝動を感じさせる1曲です。良い……

  4. ■37

    グランジやガレージにも通じるオルタナティブ感を纏って、コードバッキングで通しそうなところを全てリフで薙ぎ倒していく突き抜けたアレンジセンスはもちろん、静けさを感じる美しさ、純真さのなかで、絶対的にどこかが狂っているような、日本的な不穏さを伴うMVがさらに素敵です。狂っているのって、私なんだっけ、あなたなんだっけ、それ以外の全てなんだっけ?

  5. すぴぃちゃん

    もともと類似する押韻や概念同士を接続するセンスに優れている方なのですが、今作は過去作品と地続きにある異質さを残したまま、より大衆的な要素も備えており、新境地です。君と飛行機雲を「ずるい」と形容するセンスって、文学的かつ感傷的で、この方が持ってこなかったら一般に流通しないようなワード概念だと思っています!

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  6. mochy

    内なるサブカル野郎が鉄格子を破って暴れ回る良さですね。『ノスタルジックに恋して』という曲名に始まり、時代性を伴うサウンドに、MVの手作り感や、ボーカロイドと歌ってみたという建て付けだったりまでまるっと含めて、時代を超えたおいしいサブカルチャーのニオイを感じる良作だと思います。

  7. バーミーズ

    レトロでvividな色彩と、時間・空間を超えるメッセージ性が、血で血を洗う戦場と化したボカコレをとびきりhappyにしてくれました。脱力感を備えた押し付けがましくないメッセージと、それを支える質実剛健なトラックと、クスリと笑えるハイセンスな映像美を兼ね備えた、孤独な個人と全宇宙を繋ぐラブ&ピースの傑作です!

  8. 濁茶(だくちゃ)

    お洒落なヒトのやんちゃでキラキラした生活ではなく、社会性で蓋をしたまま電車に揺られる生活が、ほんの少しのきっかけで少しだけ輝きを放つような、まさしく地に足のついたcity popで、だからこそドラマチックに映ります。『あるいは地下鉄の私』の「私」があるいはの後に来るなら、前に来る言葉は愛やら言葉を詰めた容れ物であってほしい!

  9. ツンベルク管

    1PPUN GPの『踊っちゃう呪い』や無色透名祭の『蜃』など、ギターを弾いている方なら思わず「めちゃくちゃいいじゃん」と染みてしまうようなギターサウンドを常に出し続けている方なんですが、今回は満を持して、この音この歌詞このテーマで9分の超大作!なにもない日の昼下がりに、ただ流して、静かに喰らいながらボーッとしていたい曲です。

  10. 海茶

    クモヒトデというワードがそもそもキャッチーなんですが、それが土に埋まってしまうほど砂で覆われた、空中を魚が泳ぐ世界で、象徴的なアイテムを持った琴葉姉妹の足跡だけが続いていく情景にとても引き込まれます。新たなポストアポカリプスを見せてくれてありがとうございます!こういうの大好きです!

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