夏はきっと切なくて　夏はきっと寂しくて
だけど全部だけど全部忘れたくないんだろう

君の夢の中じゃ
僕は生きられないから　歌うんだ
せめて僕の夢だけは
君を抱きしめられるかな

カルデネの愛を呑んだら
僕はどうなるんだろう
歪んだ灰色の空を
見せてあげられるだろうか

君が好きな歌　好きな場所
笑い声とか香りさえも
忘れてしまうよ
忘れてしまうよ

もしも全てが巻き戻せるなら
夏の終わりに何をしよう？
君が笑ったら僕が笑ったら
世界が思い出すかもしれないね

生きてる事ってなんだろな
生きてる人は怖いからな
触れないものを信じるのは
馬鹿のすることと聞きました

出来損ないでも良いですか
優しい愛を貰えますか
どうしようもない人間だって夢を語れますか

目が醒めても忘れないでよね

愛したって君は目を覚ます
ゼロになって ゼロになって
愛したって君は僕を忘れる
ゼロになってゼロになってゼロになって...

つまりはファンタジー　おとぎの話
ノンフィクションなのがたまにキズさ
まぼろしのファンタジー　飽きたらおしまい
夢の見過ぎに御注意を

大人になること
水を飲むこと
私達が永遠じゃないこと
当たり前でも
そんなことでも
全部キラキラしていたんだ

命は綺麗なわけじゃない
美しい人生なんてない
呼吸が上手く出来ないのは
生きてる証拠だ

大人って面倒くさくて　
疲れちゃうよね正直ね
みんなきっと忘れてくこどもだったこと

あの日ふたりを見ていた
何も知らぬ彗星に
なれたならいいのに

藍の果てに往けるのに

図鑑に載ってた宇宙の話を毎日読んでいた
最後のページに世界の真理があると思っていた
でも時間が経って大きくなってだんだん大人の匂いになって
そんなことは諦めた

良い子はみんな大人になった
夢から醒めた

あなたにとってあなたにとって
本当の心はどれがよかったの？
幻想のわたしも意外と紙一影

一匙の幸せを閉じ込めていた
わたしは忘れても言葉は残るから
くたびれて色褪せたわたしの日記
みかげ日記

心の声をそのままあなたに届けられたなら
言葉も口も元気な芝居も意味なかったね

今なら心の水底を見せられるけど
あなたは何も知らないで
ただ笑ってて欲しい
笑ってて欲しい

選べないのに
選べないのに
選べないのになぜ
必要なんだろう

選べないから
仕方がなく愛だと言ってしまった？
エプロンドレスもまた、人だもの

昨日気付いたんだ
歩き出そうとして
いつもの靴が小さかった
笑われちゃうかもな
海を見る君が
なんだか大人びていた

どれが宝物
どれが好きなこと
失くしてから気付くでしょ
あたりまえの空の下に
多分隠れてる

もう帰るのね
まるで彦星と織姫ね
まあ、私たち
奇しくも人間ですからね

美しいとは笑うことだけじゃないんだろう
覚えておこう道標となる時まで

生憎さ この心臓は 誰かの物じゃ無いんだ
綺麗に逝くには汚い生を知りすぎた

隣に立ったあなたは遠くて
くすんだ夢も見えなくなってしまって
それでも追い続けて

あなたみたいになれやしなくて
あの月を追いかけるように
渇いた心は満たされないまま
時間が経って時間が経って
振り返る時目を逸らさぬように
なぞる僕たちは

まだ青いこの瞳が
知られざる色だとして
ひた匿す茜空を
あなたなら覚えてるとして

息を忘れてしまうぐらい甘い夢ならば
あなたはいまもまだ
光を追いかけたかな
仕方がないんだと言い聞かせたんだよな
そんな強さなら
いらないと思うけれど