月下推敲ボカロ100選
100 曲 / 382 分 32 秒
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【初音ミク】 Glorious World 【オリジナル曲PV】
「溢れんばかりの枯れた思想も 呆れるほどの馬鹿げた理想も」
私は残酷なことを包み隠さず突き付けた上で、手を差し伸べてくれるような曲が大好きです。
自分はまだまだ、一人でわがままに苦しんでいる側の人間だけど、いつかこの曲のように
手を差し伸べる側の人間になれたら、どれだけ誇らしいだろうと感じます。 -
【初音ミク】 十六夜草紙 【オリジナル!】
「次の誰かのためにこの場所を譲ればそれでいいんだ 今」
学生の頃から大好きな曲の一つ。この曲が100選から抜けることは絶対無い。
寄り添いたい、寄り添われたい、そして最終的には次の誰かのことを思いやる詩なんて、素敵すぎやしませんか?
夜に耽りたい時外せない一曲です。 -
削いで、 / r-906 feat.初音ミク
「ただ削いで 君をまた探しにゆくんだ」
なんでこんなにも、色味も音も暖かいのに、切ない曲を生み出してくださったのか…。
一体何を「削いで」いるのか、私たちは知る由も無いのが辛くて最高です。 -
【鏡音リン】月光ステージ【オリジナル曲】
「僕は初めて 僕になる」
自分たちを月に見立てるっていう感性があまりにも好きすぎます。
初めて触れたVOCAJAZZ、自分がVOCAJAZZが好きだと気付かせてくれたかけがえのない一曲。 -
Elopement / 香椎モイミ feat. 鏡音リン
「こうして二人は幸福な共犯者となって」
永遠の別れを二人で共有する、それを美しさとしてここまで表現するってどういうことなんでしょうか…。
この二人に何があったのかは詳しくはわからないけれど、恐怖や憂鬱さをかわいらしい言葉でやわらげようとしているようにも見えるし
強がりだとしても本当に「幸せ」なんじゃないかなって思わせてくれる世界感。あと音の全てが好き。 -
解独剤 / 歌愛ユキ
「予報外れ、土砂降りの雨が わたしを慰めてる。」
その人にとっての「慰め」は、希望に満ちた言葉をかけることとは限らない。
落ち込んでいる時には沢山落ち込むことも選択肢の一つだと思わせてくれる、最後には空が晴れるけれども
それを救いや希望と感じるのかどうか、それは人それぞれの解釈でもあるのかなと考えるとより一層この曲を何度も聴きたくなります。 -
【離間 日】囚囚がつかない UTAU.ver【にほしか】+UST配布
「過去の魔物 過剰火葬したい」
消えてくれない、忘れたくても忘れられない過去、それに苦しめられる日常。
決して明るくないテーマを、こんなにもキャッチーな音で表現してくれるところが、本当に大好きです。 -
マーブライズ / 初音ミク
「足跡の無い泥道を貴女はまだ愛せるか」
自分の好きなものが、本当に所謂「足跡の無い泥道」だったとしたら今まで通り「好き」と言えるのか。
もしかしたらそれ自体が、受け取る人にとっては泥道ではなくかけがえのない景色かもしれない。
絵を描く人間でありながら、自分の好きなコンテンツや絵を「いつまでも愛せる」と言い張れる強さを持ちたいですね。
1文だけでここまで考えさせられる曲ってすごいと思います。ちなみに私は油絵が若干トラウマです(隙自語)。 -
知っちゃった - 可不・結月ゆかり
「嗚呼、ここはまさに地獄だ。」
椎乃味醂さんの曲で一番初めに知った曲。一聴き惚れ不可避のサウンド。
知らないまま希望を探し続けるのと、知った上で希望を探し続けるのは難易度が桁違いだと思うのですが
そんな強いことをできるような人間に、私もなりたいですね。 -
じゃあ君の思想が死ねばいい - flower
「自分こそ正義だと宣まいげで、其れ気持ち悪いし、マジで反吐しか出ねぇんだわ!」
そんな大人だけにはなりたかはねぇ。常に自分を疑っていたい、年だけが大人になってしまったクソガキと申します。
全ての音の美しさと、突き刺すような言葉が本当に聴いていて心地良い。 -
ネットエンパス - 足立レイ
「それは正しい、それは正しいけど。」
足立レイ曲1選です。
言葉を受け取るべき人、受け取らないべき人。何が正しくて何が間違っているのか、正しいことだけが正義なのか。
そんなことばかり考えながら、苦しみながらこの世界に居続けてしまうんですよね。
謝りながらも最後は笑ってやれる、弱いけど強い存在ってとてもリアリティがあると思います。
こんなに人間臭くて素敵な存在ではないですが、なんだかものすごく自分を重ねてしまいます。 -
初音ミク オリジナル曲 「ずれていく」
「そう あなたのこと きらいになったのです。」
恐らく私がボカロ曲で一番最初に聴いた曲。
音楽という表現の中で、こんな言葉を使っても良いんだ。と、突き刺された衝撃。
決して忘れることは無いでしょう。 -
エンドロール / VY1,初音ミク
「誰もわかってくれない。だから誰のことも理解できなかった。」
青臭いとも思える言葉、それを「最低な言い訳」と自覚している人間臭さ、素敵ですよね。
こんなことを悩んでいる時点でからっぽなんかではないような気もしますが、もし自分だったとしたら確かに同じことで悩んでしまうかもしれません。
どこまでいっても満足できない、だからこそ人生なんだろうなと再認識させてくれる一曲。クランクアップにはまだ早い。 -
まだ知らない君がいる! - 初音ミク・重音テト
「正しさだけじゃなかったあの頃を、思い出している。」
正しいことだけを追い求めるのは、所謂“最適解”かもしれないけれど、それだけではもう満足できない。
知らない君、あるいは自分がいると知ってしまった時点で、それを追い求めるのが人間であり創造・創作なのではないかなと思います。
他の人からしたら無意味な過去や迷いを、糧として扱っても良いのでは無いかと思わせてくれる曲だと個人的に感じます。

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