なあ！
電子の歌声じゃあ聴かないとか
有名人じゃなけりゃパッとしないとか
ハッピーエンドがトゥルーエンドとか
おまえらみんなまちがってるよ

さぁどうだい、この暑さも
すれ違いそうだった価値観も
「悪くないかな」
目を開き、手を取り合ったら
案外チープな言葉も
「合い言葉だ」って言い合える。
少しだけ前を向ける

そんな機械がここにね

彷徨って喚いて嘆いて無様でいようと
僕は僕でいたいだけ

大女優も愛の渦も
完璧なプロットで動く　ああ
最小限のビラ広告と
私がいなくなってる手紙箱の中

ラムネ色　満たしたこの水槽で
君の名前をたしかに呼ぶ声
やがて　花のように散る生命と
孤独を咲うような　その引力で

今は

いつか最終回がやってきて
離れ離れになるけど

今日はずるやすみをしよう
進む教科書　皆勤仕様
つぶれた鉛筆でお絵かきを
するだけでいい世界に居たいのよ

ただ選択があった

ダメだったんだ　人類は
それは　とうに　とうに　手遅れで

「結局のところ音楽も　救えそうな奴から救ってく
綺麗なものは鮮やかに　照らすいつもの光みたいに」

眠れない世界の中心で歌うだけ

本日お伝えしたいのは
とっても大事な君のこと！

嗚呼　遠く遠く聴こえてる
微かな心象あの空に
つまらない今日の片隅で
そっと芽吹いたアサガオと

零れる雫に気付かない
ことにして瞳を閉じたんだ
時がただそこで揺れるだけ
心に落ちてく小さな静けさ

でかい空
もう落ちてきちゃいそうで
もう もう 落ちてきちゃいそうで！

思い出に挟んだ栞は残っていますか？
あなたが生まれてこれまでで
何枚ありますか？

こんなに平気な振りして本当はぐちゃぐちゃな
私の頭に気づいてないはずあるかしら
そんなに上手にあったかく今日を救ったら
何かの拍子で間違って口にしちゃうでしょ

目を覚ませ、今すぐに！
僕を見て！って
直径 等身大ほどの世界で
ないもんばっかを数え掲げてる僕の
方が醜いことでしょう…

街を這うカラフルな
血管はまだ軋まぬ
頭の中 花咲く前 その手鳴らせ

手をのばすほど遠のく光に
僕らはもはや追いつけない
取りこぼさずにいるだけでは
英雄にはなれはしない

昇る暁が求めているのは
秩序さえ切り捨てる覚悟

夢なんて幻で今だけが全てなら
幸せなんて蜃気楼で辿り着けやしないのなら

あっ、茜に染まっていく夕空、綺麗で
そういやあ僕はこれがずっと
歌いたいんだって思っていたのが
今さら込み上げんの？

やだなあ！僕は…！

快も不快も求めないぜ。
歌って、歌って　明かそうとして来たから