待機曲

「・・・やっぱ　いつも通りの週末になっちゃいそうです」

消えないんだ 君の声もその言葉も 頭の中ずっとまわっている

迫り来る夜の街の諠譟と雑り合うのさ。

ダイヴァーシティの仮面を被った 烏合の衆は[思考停止]

夢を抱いて夜更けを走った でもこの世界はひとりじゃない

私の時間も 君の時間も 止まっちゃいなかった

あたしの姿かたちが思い出せなくなるまで 愛してもらえるでしょうか

もしも今「物足りない」って感じてたとしても 淡いまま残しておいて 後で眺めるから

ねぇねぇ、突飛な未来を教えてくれたあなたが また迷ったときはここで待っているから。

あの日以来、君の悲鳴は偽物として私の耳に入るようになった。
その言葉は常に、どこかで聞いたことあるように思えた。
八月の末。君はその死を以て私の信頼を得る。
子供だったのだ。
言葉は記号の羅列でしかないのだから。

「変わりたい自分がまだ君の中にいるのなら、飛び出してみてよ、汗だくになって走ってみてよ」

あがいていたって空は星を降らすから まぁ、生きていくよ

「でも、また何処かで逢うんでしょ？」
「もちろんそのつもりだ。じゃあ、そろそろ帰ろうか」
「あぁ、それじゃあ、また。」