くたびれたあたしが駄目だったんだね

遅れたバスに乗りたくないなら
溜まった涙が跳ねる音のリズムに乗っていけ

傷を隠すため 綺麗になっていく
ふたりの深い底の天国で
手を結んでおきたい

にわか雨で濡れていた
読めないくらい滲んだ言葉
ポストの中で雨宿りさせて欲しいの

今日はずるやすみをしよう
欠席の理由 大事な私用
ファーストクラスの教室で
きみのための景色を見たいのよ

真夜中に馴染みきった
星を隠した摩天楼は
寂しくないよ 寂しくないよと
強がって魅せる

汚れる僕への褒めが欲しい
また会えるかはきみ次第
思い出してもらいたいな

あたしを見つけて　そして浮遊感
あなたは大人に　それが浮遊感

失くした言葉はそのままでいいよ
揺れる列車に身を任せて欲しいから

あたしだけじゃ辿り着かないわ
あなたのうたが風を連れてくるまでは

あたしはひみつの小学生

傘を失くして浸み込んだ分だけ
誰もわかりやしない景色を見れるのよ

バイバイ あたしはきみが教わった道の
景色の中で彷徨ってしまうのだ
読めない地図を探すてのひらで
塞ぎきったらそれは最高の答えだ

隠れちゃった夜の御月様
間違いに呑まれそうなあたしを助けてくれるの
あたしはまだ眺めていてもいいよ。

水溜まりができないうちに
傘を翳して世界を暈そうよ

なぞっていけ　なぞっていけ
きみの言葉になれなかった、
あたしの真っ新にひとつ滲んだ言葉は
疲れ果て　もう見る影もないな

もう、
消えちゃう　なくなってしまうからね
持たない　持たない心臓
つくり　つくりかけの
言葉だけ抱きしめている

明日の天気は雨模様の予報
ひとり寂しく乗っていくのかな、なんて

心を読み取って
あたしの全てを知って欲しいんだって

繰り繰り繰り返す
音、リズム、メロディは
色褪せないから

誰にも届かないの
あたししか知らないの
渡せなかった　愛の音
聴き取れないよ

暗い、暗い所なら恥ずかしくは無いかもね
やられっ放しクーラーガール
偶には勝ってみませんか？