1. すこやか大聖堂

    大聖堂さん曰く、これは【遺書】【恋文】のつもりで書いた曲。
    もうその一言でここに込められている大きな想いをひしひしと感じる。

    MVにはシンプルながらもビートを刻む心臓(ハート)が存在感を放っている。後半では心臓の中に今までの楽曲の一部が表示され、この楽曲がある意味集大成のようとも受け取れる。

    ノリやすく心地の良いリズム感、華やかに彩るストリングス、芯の通ったKAITOの歌声、いつもながら美しく重ねられたコーラス、全体として壮大で非常に綺麗な曲だが、それ以上に形容しがたい迫力を感じた。聴いた瞬間に心をわしづかみにされ、どんどん惹き込まれて圧倒されそうになる。

    何回も唱えられる「僕にとって君は明日の未来だ」という言葉。ここで大聖堂さんがKAITOにどのような印象を抱いているかがわかる。時にはまばゆい光だと表し、時には痛みを共有しており、そして強い誓いをも立てている。"君"はわが身を重ねる程切り離せない存在であることが示され、相当な敬意を感じる。

    「鳴りやませるものか」ような吐き捨てるような言葉にはこのままでは終わらせないという強い意志を伝わる。そして虚構の存在であるKAITOの心臓になりたいと、彼の存在を本物にするために尽くすという覚悟を謳っている。いや愛が深すぎませんか?この敬愛と覚悟がこの曲にこれほどまで迫力を感じる訳だと思う。

    特に鳥肌がたったのは「僕の耳も息も意志も血潮も道も命も全部使っていいよ」という歌詞。正しく人生の全てを彼のために懸けるという表現。これ最強の口説き文句じゃないか!?こんなクソデカ感情をぶつけられたらこっちが灰になってしまう。

    また2:06~ラスサビ前。虚構の存在である彼の波形を命と呼ぶ、つまり僕たちが作り上げていく思いが命を吹き込むことで彼の存在を本物にするという意味にも捉えられる。もし本当にそうだとしたらエモすぎませんか???

    これだけ深い愛情が込められているのに、実は"好き"や"愛"という直接的な言葉は出てきていない。他の表現も巧みに言い換えられていて大聖堂さんの優れた文才を感じさせる。もう何もかも頭があがらない。

    ちなみに虚構の心臓と対になっている唱明者はKAITO視点で書かれた曲らしいです。ぜひ合わせて聴いてみてください。

    美しい音色の奥に大聖堂さんのとびっきりの深い愛と確かな覚悟を感じました。素敵な楽曲です。
    「虚像が鼓動を望むなら 君の心の臓に成ろう」

  2. Aliey:S

    イントロから軽快に鳴り響くリスカピアノが心地よく、内なる力強さがあるカッコいい何度も聴きたくなる楽曲。その一方歌詞はもの悲しくもがいているような痛みを感じる。笑顔の裏で重い傷を抱えているような、そんな苦い歌詞が曲のスピード感と共に深くつき刺さり、世界観に圧倒されて何故か涙がこぼれそうになる。Aliey:Sさんの作り上げる、このメロディの爽やかさと儚げで少し寂しさのある歌詞のギャップがあまりにも良すぎる!切なげに訴えかけてくるミクの声もこの曲に綺麗にハマっていてすごく好きです。

Playlist ショートカットキー

Space : 動画の一時停止・再開
↓ or J : 次の曲を再生
↑ or K : 前の曲を再生
→ or L : 5秒早送り
← or H : 5秒巻き戻し
Shift + ↑ : 音量上げる
Shift + ↓ : 音量下げる
Shift + → or ; : 次のサビへジャンプ
Enter : 再生中の曲をお気に入り登録
Shift + Enter : 再生中の曲をお気に入り解除
P : 再生中の曲をカレントリストに追加
Shift + P : 再生中の曲をカレントリストから外す
/ : この画面を開く
ESC : 閉じる / 戻る
この画面はいつでも / で呼び出せます
play_arrow
サビ
volume_up  
repeat
shuffle
more_vert
info詳細