「Kiite Cafe 無色透名祭パーティー」セットリスト
22 曲 / 66 分 18 秒
9/16 「Kiite Cafe 無色透名祭パーティー」のセットリストです。イベントまでは見ないでね。
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はじめましてさん / flower
かつてボカロは、未知と驚きに満ちたインターネットの魔法でした。
ボカロ界隈の発展・成長とともに、未知は日常の風景へ、驚きは定番の楽しみへと変わりつつあると言われていますが・・・それは本当でしょうか?
ボカロの世界は広く深く、辿りきれないほど豊穣な惑星が広がっていて、魔術的なきらめきは今でも私達を待っています。無色透名祭でもういちど未知の世界を探検する楽しさを味わっていただければ、運営としてそれにまさる喜びはありません。
「はじめまして、はじめまして、はじめましてさん / 私知りたい未知の世界」。知らぬ間に身につけてしまったモノサシを取り払って、純粋な驚きに充ちた音楽の世界を楽しみましょう! -
フェイタルエゴ / 可不
「白背景に黒文字だけ」「過度な演出は禁止、シンプルさを旨に、楽曲を主体に」というレギュレーションで実施している「無色透名祭」ですが、その制限をいっさい苦にせず楽曲のパワーで軽快に駆けてくるドラムンベースが心地よいです。リズムも歌詞もプロの技・・・!
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教育 / flower
現代社会にストレートに毒を吐きながらも爽やかなflowerさんの歌声が心地よいVOCAROCK。
無色透名祭開催中、「この曲の作者は誰だろう?」というボカロP予想で楽しんでくださる方々がいらっしゃいました。みなさんは当てられましたか?
この楽曲もボカロPさんが本人投稿版をニコニコ動画にアップしてくださっていますが、そこについた「もっと評価されるべき」タグや「なんでいままで埋もれてた」コメントを見かけると、このボカロ音楽の世界の広さと深さを実感するとともに、このお祭りがその世界を書き分ける一助となれたことに勝手ながら嬉しくなってしまいます。 -
ようやく君が死んだんだ。 / 可不
刺激的なタイトルから一気に楽曲の世界へ引きこまれるロック。疾走するメロディにあわせて幼くも透明感のある可不の歌声で、聞き終えたころには良質な短編小説を読み終えた後のような読後感があります。
歌詞に出てくる「フルマリテ」で検索すると、同名の鳥が登場するウェブ小説が見つかるほか、作曲者ご本人のニコニコ動画にはおそらくこの曲と関連しているポエトリーリーディングも投稿されています。どうぞあわせてお楽しみください。 -
夏空へ、オーバー / 初音ミク
「無色透明」というキーワードや開催時期が夏だったこともあり、透明感のある夏曲を応募してくだった方も多くいらっしゃいました。その中でも特に人気だったこの曲は、聞いているだけで夏の日差しや水の冷たさ、広く澄み切った青空を見せてくれます。サイダーを片手に走り出したくなる素敵な曲ですよね!
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砂の鯨を追う物語 / 可不
私感ながら、無色透名祭で一番「夏」を感じたのがこの楽曲でした。
夏の夜の空気感を感じさせてくれるギターの音色にあわせて、可不ちゃんの透明な歌声と雨歌エルの落ち着いたポエトリーリーディングが変拍子をしっくり聴かせてくれる素敵な楽曲です。
ちなみに、この楽曲に関連して「風間百哉」というTwitterアカウントが開設されているようです。 -
ルヴァンシュ / 知声(Chis-A)
「サビまで聴け」というコメントがこれ以上なく有用。お洒落なリズムや存在感あるベースが伏線となって、サビで一気に爆発するのが心地よい楽曲です。緩急のつけかたがプロ・・・!
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妖 / 鳴花ヒメ
ブリブリのベースサウンドとドロップの気持ちいいヨレ感、幼くも達観したような鳴花ヒメさんの歌声がたまらないEDM。何度も聞きかえしたくなって、気づいたら身体が揺れています。音圧が気持ちいい・・・
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紫陽花火 / 可不
コケティッシュで華やかで「ボカロ和風曲!」という雰囲気からはじまって、サビで印象が逆転する楽曲。賑々しい祭り囃子と内省的な自己とでもいうべき対比のコントラストがお洒落で綺麗なメロディで繋がっていく和風EDMです。
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まじないあそび / 星界
真夜中、正体の知れない不安に突き動かされて、自分でもなにをしたいのかわからないままスマホを見つめている。そんな少女の焦燥を想像させてくれる楽曲。「爽やかなぼかうた」タグがついてるのには思わず二度見しましたが、言われてみれば爽やかかなあ・・・爽やかかも・・・。
音楽的同位体「星界」に声を提供しているヰ世界情緒さんは「バーチャルダークシンガー」とも呼ばれていますね。そんなことを思い起こさせてくれる楽曲です。 -
パンピー・フェイクショー / 可不
現実に作り笑いで迎合している自分自身をシニカルに笑い飛ばすエレクトロスィング。
こういう曲も可不ちゃんが歌うと嫌味がなくなって、みんなでコメントしながら視聴するとお互いにそうだよねって言い合えて、ボカロっていいなと思います。 -
キッカイケッタイ / 初音ミク・可不
調声も特徴的で中毒性たっぷりな、ハイテンポで気持ちいい可不&ミク曲。
「貫通」タグが示すとおり、誰の楽曲か予想が付いた方も多いのでは? ボカロP予想を裏切られるのも楽しいですけど、予想を当てられるのも楽しいですよね!
本人投稿verでは可愛らしい謎ポーズで踊ってくれる幽霊ちゃんを楽しめます。そちらも合わせてご視聴ください! -
ばぁーか♡ / 初音ミク
このタイトルでエレクトロニカだって予想できることある?! 代理投稿作業中、おもわずファイルを取り違えたかと焦って再確認しちゃいました。
全方位をおちょくりながらも優しいまなざしで見つめる歌詞と、力強い単音の連打が勇気づけてくれます。誰が呼んだか「ポエマーメスガキ」とは上手い言い回しです。
ぼくもあなたも、みんな醜くて美しい愛おしいおばかなひと。 -
ドーピングダンス / 初音ミク
韻の踏み方が気持ちいい・・・!一言一言を叩きつけるようなリリック、「不埒な夢のなかぁ↑!」って高音で叫んで伸びるミクさんの声、理屈より先に興奮と気持ちよさがあふれてきて「電子ドラッグ」タグも納得の中毒性です。
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名前すら明かせない批評家たちへ/flower・結月ゆかり
無色透名祭のねらいには、「ボカロPが自身のブランドイメージやカラーを気にせず、伝えたいメッセージや新しい楽曲ジャンルに挑戦できるようにする」こともありました。
インターネットの「いま」を切り取るのがボカロ曲の一側面なら、この曲は間違いなく無色透名祭を代表する楽曲の一つでしょう。 -
サボタゲナ / Ryo
無色透名祭1では応募不備がないか確認するために運営が全曲聴いてチェックしていたのですが(大変すぎたので次からはやりません)、あまりに人間らしい声すぎて「歌ってみた」ではないかと困惑してしまった楽曲。
調声だけじゃなく歌詞も人間臭くて大好きです。ネット上には才能のある若人があふれすぎている・・・ -
カレラ / 初音ミク
格好良くて独特で、高貴だけど退廃的なメロディラインがずっと耳を離さない楽曲。見えない世間の手でコロコロ転がされていく諦観と、それでも熱を失わない人生観が伝わってきました。後日公開された本人投稿版では、「カレラ」とは"Career"のことだそうです。
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異種 / 歌愛ユキ・GUMI・鳴花ヒメ
映画のように壮大だけれど、音楽でしか表現できない広がりと透明感を感じさせてくれる楽曲です。愛と呼んでよいのかわからない、愛が伝わっているかどうかすら定かではない。そんな相手への静かで力強いまなざしが美しい。
なお本楽曲について、ニコニコニュースで楽曲制作者さんにインタビューさせていただいています。
よければのちほどご覧ください。 https://originalnews.nico/432794 -
愛呪 / 星界
メロディアスでリズミカルで口ずさみたくなるのにダークな面が見え隠れしていて、曲も歌詞も星界さんの声とキャラにバッチリはまっている楽曲。歌声が徐々に小声でつぶやくように変わっていく緩急で感情のコントラストが表現されてるのがおしゃれで印象的です。
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AKUMA!/ SOLARIA
英語ボカロのSOLARIAが歌う、直球にカッコいい高速ロック! そしてビックリするくらい誰も制作者を当てられなかった楽曲。知ってるボカロPさんのふだん知らない側面を見られたのも楽しかったですよね。
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ポストずんだロックなのだ / ずんだもん
何者にもなれない「その他大多数の匿名」に埋もれてしまう私達に、そっと寄り添ってくれる楽曲。
叙情的なバンドサウンドにあわせてずんだもんにポエトリーリーディングさせるという挑戦的な試みも、聴いてみるとこれ以外には考えられないほどマッチしています。ネタキャラとして扱われがちなずんだもんに日常の「特別じゃないつらさ」を語らせる手法も天才的な発明だと思います。
「無色透名」という言葉の捉え方がオシャレかつ切実で、感情を揺さぶられる楽曲です。
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