2024年ボカロ10選
10 曲 / 35 分 48 秒
敗北の歴史。最高の作品をありがとうございました……!
https://www.nicovideo.jp/mylist/77454757 からインポート
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巨大なる犬が世界を制圧するだろう feat.重音テト / uynet
まだこの作品を未視聴の方がいらっしゃるかもしれず、あまりネタバレになることは言いたくないので、先ずはぜひご視聴ください。そのうえで、ネタバレに配慮した感想としては、あそこで入ってくるハンドベルかチューブラーベル系の音が、壮大さと高揚感を加速させる感じがあって、本当に好きです。
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TENEDOR / いおぎりょう feat.暗鳴ニュイ
いおぎりょうさんの作品には、常にセンスや美意識を感じていて、勝手に憧れているのですが、特に『TENEDOR』のカッコよさったらすごかったです。砂粒を纏う風のようなラテンアメリカ的プリミティブさに、どこかstandaloneな質感を持った歌詞の言葉ひとつひとつが本当に素晴らしく、圧倒されました。自分もこうなりたい……
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凡愚 / 知声
1月に受けた衝撃が、いざ10選を考える時期になっても冷めませんでした。クールでシニカルでスタイリッシュな視覚情報から得られる快楽性がとても高く、hookの映像は華麗すぎて永遠に見ていたいですね。マサラダさん同様、のすけさんが投稿しても、わたしは負けます。
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ゼロ発信 / 重音テト
濁茶さんの作品群は、ヒトや街並みが発展していたころのキュンとくる希望を幻視できるような気がして、どれも猛烈に好きなんですが、この『ゼロ発信』は、正しく”劇場版”という感じで、音楽作品としても映像作品としてもワクワクするエッセンスが詰まっていて、視聴するたび新鮮に「いいものを観たなあ……」としみじみしています。
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姑獲鳥/ kojika feat. 初音ミク
kojikaさんの作品には、扱うモチーフや言葉選びに幻想的な童話じみた特有の世界観があり、タイトな単音を軸とするミニマルでざらつきのあるサウンドに、メロディラインに乗せて硬めに踏んでいく歌が折り重なるスタイルが唯一無二で、respectしています。上半期は『クリスタル・パーティー』をリピートし、下半期は『十十三』や、この『姑獲鳥』を聴いていました。
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ごごのこうちゃ / 足立レイ
もじぴったん的な日本語遊びを化け物みたいな強度で成立させているすさまじい作品です。予告投稿でclipされているワンコーラスが先ず素晴らしいんですが、実際に聴きに行ってみると、そのワンコーラスの先があることに大興奮し、結びも綺麗で圧倒されてしまいました。難しい言葉が使用されていないからこそ、いち日本語話者として敗北を感じます。凄すぎ!
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空ろでいっぱい / feat.重音テト
『ウソのつきかた』で聴いたときから、ハッピーかつ大団円でとても好みの楽曲だったのですが、MV版でさらに感情が乗ってしまい、LOVEとなりました。音遣いの面は勿論のこと、実は歌詞も抜群のセンスで、たとえば「真昼の賃貸〜」のくだりなんか、手なづけるのが難しい感じもあるんですが、温度を感じる口語のまま超キャッチーに落とし込んでおり、スゴいです。
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ずっとこれ/知声
あだちかすかさんのメロディ・扱うテーマ・歌詞表現が常に刺さっており、昨年は『目を覚ませ!』に敗北し、今年は『ずっとこれ』にやられています。ボカロックコンピ2で初めて聴いたときから、自分には"「未来の僕はどうでしょうか?」「…ごめんね、そっちの方がマシです」"という歌詞を書けるだろうか……?と、断続的な敗北を感じ続けています。
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MV「シンカンセンスゴイカタイアイス」/ 初音ミク & GUMI & 歌愛ユキ
「イザナギ景気の予感!」「スクラップアンドビルドの列島」「ジャストインタイムの我が国」といった魅力的な言葉のドメインの数々に、普段より歌詞に対するコダワリを公言する者として、大敗を喫した気持ちです。キャッチーかつミームライクな表題にも隙の無さを感じて、連敗。
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