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【初音ミク】Sky of Beginning【オリジナル】
こんにちは、ぴちと申します。
自己紹介ツアーということで、私のボカロ遍歴の話を時系列でしようと思います。
初めてボカロに触れたのは2011年、受験が終わってあれやこれやと聴き始めました。中でもじん(自然の敵P)は大好きで、当時パーカーは着てないものの、音楽の強さと物語性に圧倒されていました。そんなカゲプロ全盛期に突如として現れた歌詞すらない1枚絵の投稿。
当時ってまだボカロはオタクの音楽だし日の目を浴びた聴けない風潮があったんです、私の記憶の中では。
そんな中、
「期待なんかされていなくても
誰一人見向きもしなくても
それは確かに僕らの中で光っていた」
と、歌ってくれて、当時少なからずいたボカロ友達とこの曲について熱く語ったりして。サウンドも歌詞もコーラスも、私にとっての光になりました。
私のAT1選が決まった瞬間でしたね。
そこからは就活でもずっとこれ聴いて面接行ったり、終わらない仕事をこれ聴きながら耐えてたりしました。これからも勝手に救われていきます。 -
【IA】イヤホンと蝉時雨【オリジナル】
日本の夏が好きです。この曲で好きになりました。
当時の私の認識としては夏曲って"青春の煌めき"系か、"夏終わりのノスタルジー"系、くらいしか知らなかったんですよね。
この曲は夏の茹だる暑さも、心地よい風の涼しさも、ノスタルジーも、日本語の美しさも全部やっていて。そこから、特にボカロには夏曲の表現の幅がめっちゃ広いなと実感しました。
今でも学生時代にタイムスリップできる貴重な曲です。 -
【flower】「曖昧劣情Lover」【オリジナル】
当時の合成音声は初音ミクはもちろんですがGUMIやIAが席巻してました。そんな中現れたflowerとこの楽曲に撃ち抜かれてしまいました。
たどたどしさと幼さを感じる歌声とがっつりロックのギャップ。しかもテーマが「馬鹿みたいな恋。」と来たもんだからさらにやられました。
これがデビューアルバム収録曲でここからflowerロックが界隈に一気に増えました。どの作品もやはり歌声が好きすぎまして、気づいたらCubase付属音源を買っていました。ここから歌わせるまでかなりかかるのですが、これはまた改めて。
それほどまで魅了された出会いでした。 -
【初音ミク】 MISTAKE 【オリジナル】
当時軽音サークルに入ってギターを始めました。ロックバンドも大好きで、色んなインディーズバンドを見にライブハウスに通い詰めていたりもしていました。
そんな中でも、ロックという文脈では圧倒的なパワー・熱がこの曲にありましたね。元々初期ナナホシ曲はロック全開!という感じだったんですが過去の素晴らしい曲たちをぶち抜いて私の心を鷲掴みしてきました。特に畳み掛けるラスサビは鳥肌が止まりません。
思い出話ですが、軽音サークルでボカロバンドをやっていた時期にコチラをカバーしました。私のパートはコードギターのみでしたがありえんほどむずかったです。 -
人間そっくり/踊る初音ミク
さて、学生時代も終わり社会人になりました。全然ボカロを聴く時間がとれなかったです。正確には職場コミュニティにボカロを聴く人もおらず、私はまだ大っぴらにボカロ聴いてます!が言えなかったんですよね(今も言えないけど)。なのでインディーズバンドの方にのめり込みました。
とは言えちょこちょこランキングを漁るくらいはしていた頃、この曲と出会い、しじまかいせを知りました。
当時バンドを聴いていたこともあり、ここまで、ボカロに、歌わせることが、意味を持つのか、、、と衝撃に衝撃を重ねていた自分を鮮明に思い出せます。巡回して聴いた「少年少女家出綺譚」と、当時の初音ミク10周年に投稿された「君は大嫌いな8月に、涕のように落ちてゆく」はどちらもボカロ人生の指針になりました。 -
【初音ミク】ステラ【オリジナルMV】
さらに時は過ぎ、しっかりと社畜になっていました(笑)とはいえ社内のコミュニティが居心地良かったこともあり、メンタル崩壊というほどでもなく、単に曲を聴く時間がとれずという状態でした。
ただ、じん10周年ということをTwitterで見かけ、久しぶりに聴いてみようと開きました。じわじわと、Sky of Beginningを聴いたあの頃を思い出して気づいたら泣いてました。
なんか当時の状況とリンクしていて、音楽ってすげーと思わされましたね。音楽ってすごいホントに。
環境も少しずつ変わり、時間の取り方もわかってきて、新しいことをやってみようと思えました。10年前のボカロを紹介する人やってみようかなとふと思い立ち、"ぴち"という名義でボカロ界に戻ってきました。
こう考えると人生のターニングポイントにはいつもじんがいるなぁ。 -
fish story / 初音ミク【newtaro】
学生の頃のボカロの聴き方って基本毎時ランキングを潜るって感じでした。なので3桁再生の曲ってほぼ知らなくて。「有名じゃないしあんまり好きな曲ないでしょ」と思っていました。ボカロを久々に聴いて行く中でたまたま出会ったこちら。当時400再生とかだったんですが、こんなにも素晴らしい作品がなぜ????と。
今思うと「もっと聴かれてほしい」を一番最初に感じた曲でした。
この出会いから私は、再生数の少ない曲を好んで聴き、「もっと聴かれてくれ〜」を色んな形で伝えていきたいリスナーになりました。私のニコニコアカウントの初期投稿は楽曲紹介YouTuberみたいなことをやり、この曲を最初に紹介したりしました。懐かしい…
余談ですが、この文章を書きながら曲を聴こうと開いたらちょうど1000再生を踏みました。なんだか少し嬉しくなりました。 -
カトカ / ピチニテ feat.flower
もっと聴かれてほしいメドレーを作ろうと決意した2022年。ふと、買ってから全く歌わせていなかったflowerを思い出しました。
アクティベーションがうまく行かなかったりギターの音が出なかったりドラムの打ち込み音源が鳴らなかったりと、できない理由が積み上がりまくり放置したDTMという壁にようやく踏み込もうと思いました。
一つはボカロリスナーの熱量の高さ。聴いてくれる土壌があると感じたこと。一つは、もっと聴かれてほしいと一種の評価を下すため、創作をしてない人間がするのは違うかなと思ったこと。一つは大変恥ずかしい話ですが自分のメドレーに入れれば相乗効果なのでは!と思ったこと。
やや不純な動機もありつつ、曲を完成させて世に放つという実績を解除しました。もーーーーーのすごく時間がかかりましたが、自分の作りたいものを作れたことと、思ったよりも聴いてくださり素敵な感想を頂けたことがとても嬉しかったです。
最近は全然手をつけていなかったのですが年1くらいで作りたいなと思えてきたのでちょくちょく手を出していきます。 -
ポストずんだロックなのだ / ずんだもん
無色透明祭ですね。本当に大好きなイベント!
この曲は一番感情がぐちゃぐちゃになったのに、作り手が世界電力さんだったことがわかり、当時関係者でもないのにめちゃくちゃに嬉しかった記憶があります。第3回の内緒の秘密さんもめっちゃ嬉しかった。
無色の思い出はこれだけでなく、"ぼかれびゅ"という文化の始まりでもあります。
当時の無色は初めての手探りだったため、誰が作ったかわからない作品をたくさん聴いてもらうために、ニコニコ運営と御丹宮くるみさんがレビューできそうな人間を引っ張って無色曲のレビューをTwitterにたくさん書こう!という形から始まったと記憶しています。たまたまメドレーに全曲推しポイントを書いていた私にもお声がかかり、ぼかれびゅ部員となりました。
私の退職のタイミングとも重なり、旅行中の車で永遠と無色曲を聴いて、レビューを書いてをしていたことが思い出深いです。
ポストずんだの話に戻るんですが、働くことや大人になることの強制力を、ずんだもんの若々しさ(?)と目線の近い歌詞が痛烈に語っていて、グッサリと刺されました。
大人になるということを歌う曲はとても好きです。私がそうなりきれていないと思っていたので。最近は割と自分を受け入れることができてきた気がします。 -
「盆」/v_flower・初音ミク
「イヤホンと蝉時雨」との出会いから、ボカロを聴いていると色んな夏曲を好きになりました。ただ「盆」はそのどれでもない未知の感情を持ってきました。
当時退職して時間もあったのでボカコレ2022秋を全曲チェックしていましたが、この曲を聴いてチェックの手が完全に止まりました。脳のフリーズ、ちょっとした動悸もありました。なんだこれ??この曲の何が私の身体異常を引き起こしているかもわかりませんでした。圧倒的な原体験?ノスタルジー?存在しない記憶のフラッシュバック?なんて言って良いのか今でもわかりません。が、ここまでの出会いがあるのかという衝撃・喜び。このある種の成功体験(?)が私をよりこの世界に沼らせたのは間違いない。
当時の私はあらゆる人にこの曲をお勧めしまくり、しまいに盆ヤクザと呼ばれるようになったとさ。 -
Goodbye, Shoegazer / 名前シレズ
ボカロ10選という文化があります。投稿した月や年に自分が大好きな曲を選出するというもの。2022年は非常に刺さった曲が多かったわけですが、年末までには私も出してました。その後12/30にこの曲が出てしまい、投稿タイミングで聞けずに1ヶ月後とかに聴いた記憶がありますが、とてつもなく後悔しました。ああ、、なんてこった、、、
あまりにも刺さり過ぎて、もっと早くに聞いておくべきだったと。割と他のリスナーさんも同じ気持ちになった方が多かったのが救いでしたね(笑)
サウンドも展開も大好きなのですが、やはりこの一文が私の一部を形作っていますので抜粋しておわります。
「終わり行く日々の中で思い出した
君の歌う素人の音楽が
ひどく単調でつまらない音楽が
今は恋しい すべてが愛しい」 -
奥義 - 初音ミク
えびてんさんは1作目からとても好きでずっと応援していた方の1人です。今まで一枚絵をご自身で作られていたのですが、今作は初のアニメーション!当時感情が昂り過ぎてぼかれびゅアカウントに結構な長文を投稿しました。
これ↓
https://x.com/vocareview/status/2048773420473847853?s=46
そしたら1ヶ月後のニコ生で世界電力さんがめちゃくちゃベタ褒めして、ぼかれびゅ部員の楽宮さんからありえない長文ぼかれびゅが投稿されて私はニッコニコでした。
楽宮さんのぼかれびゅ↓
https://x.com/vocareview/status/2049131997726138600?s=46
好きだった人がめっちゃ応援されるの嬉しすぎる。ホンマにありがとう。
ラストがとても好きです。愛。
親の目線でどうしても見てしまうので、とても苦しいんですが、無償の愛だよなぁ…。血のつながりは関係なくて、貴方の成長が愛おしいというか。泣いてしまうのでこの辺で。 -
はじまり / 初音ミク
この頃は子供も1歳になり、子育てもある程度落ち着いたあたりでした。この曲を聴いて命の尊さ儚さとか親であることとか、タイミングも相まって非常に忘れられない曲になりました。人生の幹みたいな曲。
春浅葱さんにしか出せない歌声と暖かさ、世界、神秘、命の循環、本当に神様の創造物みたいだなぁと思っています。
ご本人は消そうと思っていたらしく、私含め何人かのリスナーがあまりにも刺さっていたため踏みとどまってくれたそうです。
作り手も生きているので、「私は貴方の作品が好きです!」と声を大きく伝えることで、また作ろうという燃料の一端をになえているとおもいます。声や文字に出すのは大事。 -
生命 - オヨイダキビス feat.足立レイ
「永遠じゃないから ずっと一緒にいたい」
足立レイが歌うこの一文だからこそ、という一方、我々の人生も多分これが全てです。
人と人はもちろんですが、文化や趣味、自分を形取る全てに対して当てはまると思っています。
この先の人生でまたボカロから離れることもあるでしょう。当たり前に隣にいる人がいなくなることもあるでしょう。
kiiteやこのツアーで初めて出会えた方との縁もきっとそう。当たり前じゃない
「永遠じゃないから ずっと一緒にいたい」
普通や当たり前を少しありがたく感じる方ができる、この曲も私の人生の指針です。
ということで改めて、お越しいただきありがとうございました!

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