夏のあの子にはきっと、
6 曲 / 21 分 33 秒
交通事故で亡くなってしまった幽霊が恋をしていた君を見つけに行く
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flower - 死んでしまったのだろうか
気が付けば少女はいつもの日常に戻っていた。
起きているのにも関わらず感覚という感覚が無い。それはすぐに明確になる。
『食べるものにはまるで味がないみたいだ』
食べても目の前の美味しそうな物は無くならない。そうか、
『きっと 僕は 死んでしまったんだ。』 -
幽霊みたい/歌愛ユキ
街灯が途切れて、
少女は自身が幽霊であることに気がついたため、夜の散策に出る。
大人しく非行などしたことがない真面目な子だった自分がまさかこんなことをしているなんて生きていたらとんでもないことである。
ゆらゆら、と漂うようにさまよう僕はまるで -
夜と幽霊/初音ミク
僕はこのまま何処へ行けるだろう。
少女はそんなことを考えながら途切れるネオンだけを頼りにぼんやり彷徨っていた。
呼吸をしているという錯覚ばかり起こしながら死んだ今も無い物ねだりをしてしまっていた。 -
夜が引いていく / 初音ミク
夜明け、
夜、徘徊していると、いつの間にか海に着いていた。揺れる水面が白んできて、潮の流れが少しだけ早まる。
胸がざわついてきた。
海の沿岸の道をいつも君が通っているから。
漣の音に耳を澄ます度に自分の心音が強く聞こえる気がした。 -
幽けき夏 / 初音ミク
「え、」
潮騒よりも大きい声で後ろから声をかけられる。いや、声をかけられるというより気づかれるというべきか。
振り返ると、好きだったあの子がいた。
登校する時間まで来ないと油断していたが、何かがあると海に来たがる子だというのがすっかり抜けていた。
「な、なんで!!死んだんじゃなかったの!!!!」
嬉しそうに私に抱きつこうとする彼女に私は手を広げた。
「あ、」
彼女の手と私の手は交わることなく、体温すら確かめることもできなかった。
「幽霊、なんだね。」
ゆっくりと色々なことを説明し、状況を理解した彼女。私以外見えてないのか、なんて呟きながら私をじっと見つめる。
「もう1回会えて嬉しい」
ああこの子は本当に。叶わないと分かっている、わかっているのにも関わらず、期待してしまう私がいる。
『君の全てに沈んでしまったの。』

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