二人が出会えたのは　神様のおかげだけれど
二人が芽生えたのは　私たちの思いが重なったから

一つだけ良い事は
この世界で君に逢えたこと
一つだけ悪い事は
君に逢って心が温もりを覚える

どこにいて　誰といて　何をしてるのか教えて
聞こえないよ…　君の声はもう聞けないの？

ねえ。どうしようもなく好きなんだよ
涙を隠して笑えるくらいに

さよならが君といた対価だ
その罪が僕の罰だ

秋晴れに立つ鳥の
渡る空の向こう側に
もしここから届くのなら
迷わずに駆け出すのに

泣きたくないよ　
あなたがいつか去ってしまっても幸せを願えるくらいまで
強くなるよ　好きになるよ　だけど…　やっぱり…泣いちゃうな

ずっと来るはずない君との日を願ったこと
鍵かけて。

記憶だけが空気に溶け出して
何度世界廻っても
また君のその意思を受け止める
ことを許してわたしに

お揃いの記憶も　シャンプーも　ネックレスも
ささやかな絆に縋り付いたって
お揃いになれなかった心を思うたび
息も出来ないくらいに　苦しかった

ただ恋してるだけなのに

数え切れないほどの罪を重ねてきた
その手に触れたこと
君の隣でそっと生きようとしたこと

お願い　ねぇあと少しだけ
空っぽの両手を　離さないで

愛されることを望んでしまった
握ったまま枯らした花束のよう
隠し事をやめた僕らの前に　きっと答えはなかったの

あなたを苛む劣等　それさえも含めて愛してる

最低な、愛な、甲斐性なしな論理で
もうちょっとだけ忘れる努力とか

雨にまぎれ　聞こえる　聞こえないフリをしたら
あどけない眼で　この上なく　いじらしそうに笑う

そうだよ ちっともおかしくない
君が好きだ

闇がまた深い闇に溶け合うように
少しくらい歪でいいやって思えたの
それもまた答えでいいやって思えたの

いつからだろう　あなたの声が
特別な音になって響いてきたんだ
かじかむ指先　耳に残る熱　今夜も眠れない