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ukiyojingu+結月ゆかり『切り落とされた半身と血液を抱えて生きる私は、その関係に意味を求め続けている。それゆえに、意味もなく他人として現れ、意味もなく電波上ですれ違う貴方のことが必要なのだ。』
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ukiyojingu+結月ゆかり『徐々に思考を深く実装させていく私たちは、避けられない乖離を繰り返している。崇高を目指していく精神と相対しながら、私たちの身体は徐々に解/体/さ/れ/て/い/く。』
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無色で透明な私たちは互いに融合しながらも、他方で消えない血液と己の半身を希求する。 だからこそ、私は互いを解体させられるほどの、血液たちの接触と消失を望んでいる。/ 結月ゆかり
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ukiyojingu+結月ゆかり『価値と承認に汚染された我々は、いつしか捧げた半分の身体に支配権を奪われていた。だからこそ、私は私の正気を取り戻すため、血の滲んだこの映像を電波に流す必要がある。』
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ukiyojingu+結月ゆかり『私たちの言葉はいつしか限界を迎える。それを受けいれてもなお、浮動小数点に重なる呼吸がいつか痙攣を終わらせ、流れる血液に固有名詞を授けてくれるとなぜ信じられるのか。』
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ukiyojingu+結月ゆかり『切断し再構築された私の言葉は、まるで痙攣するように反復を重ねている。この痙攣を美学だと主張することだけが、震えている私の身体に存在意義を与えてくれるのだ。』
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ukiyojingu+結月ゆかり『私は既にあったものを切り貼りしながらこの不完全を作り、そこに自ら手首を切り落とす。私の手から流れる血液の鮮やかさは、画面の向こうにいる貴方にどう伝わるのだろうか。』