くそくらえとか 歩けないとか
そんな日々をひきずるのは
「いつでも誰かが創る 暮らしの欠片」

きみの脳がだめになったとしても
基板がすべてを憶えている
「どこでもいいよ きみといっしょなら！」

あなたと私の合言葉
「今度はどこに行きましょうね」

きっと僕らはヒトだったんだ
「限りなく近い僕らの手で 今日の話を進めようか」

箱の中の小さい家の、
朝の日に揺れるカーテンを
開けた静かな休日の、寝起きの君が
寝ぼけ眼で座ったその朝のダイニングテーブルに
「僕の心があったこと、忘れてください」

日々を歩く
「夢を求めて、君と歩いた。どこまだって行けると思ってた」

忘れたって続いていく
「思い描いていたいつかも、何かも 何処にもない」

「削いで」

覚めた部屋の中に思い出がすこし
浮かんで揺れていた
「机に溜まっていく割り箸と 輪ゴムの置き場所を探している」

こちらはくたびれてばかりで ため息も増えてしまいました
「そちらの暮らしはどうですか 一人で泣いたりしないですか」