ボカコレ2023夏ルーキー10選
12 曲 / 42 分 3 秒
12曲あるじゃねえか…
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胡蝶の夢 ft. 初音ミク
其れはまるで水面のよう
広がり薄まり消えてゆく
時には交わり変わりゆく
其れはまるで蝶のよう
ふわりと飛んで遠い空
気付けば近くに舞っている
其れはまるで風のよう
頬を撫でてはもう居ない
去りゆきながらまた通る
其れはまるで海のよう
寄せては返す美しさ
流動的で衝動的
其れはまるで夢のよう
忘れはしないが
思い出せない
其れはまるであなたのよう
笑って泣いてすぐ怒る
離れないでと想い抱く
作中詩「記憶」/作・Veil
映画音楽を意識したという壮大なメロディと、儚く美しい詩、そして夢と現実のあわい、あるいは遠い国を描く幻想的なアニメーション。そのすべてが繊細に絡み合って作り上げられた世界の中に、自分も迷い込んでしまったような気分になる。永遠に続くような白亜の階段を上った先に、「愛してる」と笑いかけてくれるあなたが待っているのだろうか。
なお、終盤に一瞬映る、「愛してる」の文章が印象的な本は三島由紀夫の小説「命売ります」。
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