オープニング

私が消え去っても歌は響き続ける

1

死ぬのが怖いんだ。
怖いはずなのにみんな平気そうにして、簡単に口にしてさ

迫りくる音に誘われて、どんどん叫びの渦に引き込まれていく。

消えてしまうんだよ
何も残らないんだよ
君にも会えないんだよ

聴き終わった時、このテーマがより一層美しく見えた。

2

補色が支配する逆さまの世界。
そのとき、勇者の口角はー。

生きている限り、必ず夢は終わる。
そしてまたいつも通りの一日がはじまる。
「ここからは君の物語だ」

from シャッフルツアー「ファンタジー」

3

「いまどうしてる？」

画面中央に何度も映し出されるのは、ぼくらがいつも目にするフレーズ。
積み重なった時間は、いつのまにか日々の繰り返しを形成している。
やりきれない気持ちはずっと、抱えたままで。
そんな、日々だけど。

「それでも」をつなげたくなる自分がいる。

急行に飛び込んで全て終わらせるんじゃなくて、
飛び乗ってまた新しい場所へと向かいたい。

4

「忘れたいことなんてひとつもないんだ」

日々の一歩一歩が愛おしく、魅力的になる魔法をかけてくれる。
君の未来に僕がいなくても、この世界のどこかできっと歌っているんだ。

「悲しみさえも連れて生きて行こう」

5

例え40夜の雨が
この星を飲み込もうとも
僕らの意思だけは
砕けない訳があるんだよ

誰かの意志の強さや勇気に心を掴まれて
また僕らも強くなる

from 二人三脚タッグセトリツアー「友人」,Kiite Worldリアルツアーvol.0

6

叶えたい夢は何？

初めてテトさんが声を発してくれた時、初めてずんだもんが喋ってくれたとき、初めて初音ミクが歌ってくれたとき、あぁそうだ、ぼくは、こんな感動をしたんだ。あの瞬間、間違いなく、世界が変わったんだ。

一緒に創っていける場所が、ここにはあるから！

from ぼかえりアフパ作文

7

あなたが教えてくれた言葉で声が生まれる。
その声を知った人が、また言葉を教えてくれる。
知声の輪っかはどこまでも広がって、絡まって、繋がり合っていく。

ありふれた言葉でもいい。
ありふれた音でもいい。
そのひとつひとつを選んだのは、まぎれもないあなただから。

from 知声正式リリース2周年記念ツアー

8

どんなに拙い音も、どんなに拙い言葉も、
“好き”の気持ちさえあればそれは立派な音楽だ。
さあ肩の力を抜いて。
たまには自由に音を楽しもうよ。

from ボカコレ2024冬アフターパーティー,ボカほめドラゴン

9

卒業式を終え、生徒たちはそれぞれの教室に戻った。
始業のチャイムが鳴る。
"さあ、これから最後の授業だ。"

from 卒業式ツアー,ボカピク

10

ありふれた毎日の一節で、あなたのことを思い出す。
それはアルバムに挟んだ写真を指先でなぞるようで、
今の私にはたまらなく愛おしいことだったんだ。

「もう、私とあなたを繋ぐものは、私の記憶だけなのかもしれないね。」

その様子を想起するのは、まるで雪が解けていくのを見守るようだった。

エンディング

また会える日まで忘れない
思い出の中で光りはじめてゆく

from 二人三脚タッグセトリツアー「友人」

13

は……。という声が思わず出てきた。
自分の創作に真剣に向き合う強い叫び。
なにかの模倣であったとしても間違いなく名曲で、その証拠に今ぼくは間違いなくズタボロにされた。