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シャンティ / wotaku feat. KAITO
AT1選
シャンティ(शान्तिः)…サンスクリット語で平和、至福、心の平穏。3回唱えることで自分自身の、家族や親しい人間の、そして全世界、生きとし生けるもの全て(=即ちॐでありオーム、彼のピアスのモチーフ)の平安を祈る真言となる。
イントロの高揚感、低音兄さん、民族楽器、挟み込まれる治安の悪さ、合いの手…どこを比べたって全部段違い マフィアしかりDOGMAしかり、この方の作られる「よう兄弟…」な世界観が大好きです
この兄さんの「は」の発音もめちゃくちゃ好きなんですよね 子音が綺麗なので
楽しげな音をまとめあげて収束させて、期待に高揚する心と耳にまず入るのは、銃声
「兄ちゃん」→「兄弟」→「君」と距離感をグイグイ近付けるも、支払い能力が無いと見るや「商材」扱い 「兄弟」と最高で最悪な韻を踏んでいるんですよね
兄ちゃんには「よう」、嬢ちゃんには「やあ」と細かく使い分けているのも大好き
俺で「よければ」話してくんない?と謙遜しつつ、少しづつその本性をあらわにしていくのが堪らない
1:20…「焼かれた」を「ぃやかれた」と楽しげに歌う兄さんが好きです ここからの韻も全て最高で才能
1:40…「バラせ バラせ バラせ」の後ろで聞こえるプァーンが「完全にヤバいのが始まっちまったな」と思わせてくれます 今まで散々優しさを押し付けてきてからの本性発揮に興奮が止まらない
有無を言わせず渡してきた𝑯𝒂𝒑𝒑𝒚 𝑪𝒂𝒏𝒅𝒚のせいで焦点定まってないしロクに会話も出来なくなってるのに代金要求してくるの、あまりに汚すぎる
2:20…割れた瓶の音で全てが止まる瞬間、あまりに気持ち良すぎる ここ序盤の銃声も大好き
イントロと同じフレーズを繰り返しつつも変化を交えていくために飽きさせない、視線を逸らそうものなら「どっちを向いてんだ」と音の暴力で殴られるありがたさ
「やあ うな垂れてるその嬢ちゃん
俺で良けりゃ話してくんない?」
出だしの歌詞を引用し、通しで聴くことにより、曲全体に仕組まれたカラクリに気付かされるとんでもない極悪フレーズ
彼にとって老若男女は全て金蔓同然であり、それに気付けない哀れなお客共は「ビジネス」の輪廻に転がされていく
フェードアウトしていく視界、最期に映った青年はもう自分なんて見ていない
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