「歴然たる差を埋めたのは 君の憎んだこの時代だ」

「果涯へ惨へゆく
誰ぞ識らず云に暮る夜は
君想ふ ここかしこ 」

「この卑しい僕に　間抜け面を拝ませてよ」

「同じ世界を見ていた目線 叶うなら」

「何れの日にか再会の枝を
後るる莫れ　晩花の妙へ」

「深き情に触れて　清き忠を貫いた
世情が変わり　尽くすべきものも無い 」

「其れは非常の雪が
君の心體隠すやうで
直ぐに君の許へと
向ふ足は僕に無いやうで」

「憎いと思えば思うほどホントのカゾクになる　これはアナグラムだ」

「あくびが出るような抑揚で
よくある凄惨なできごとが
語り継がれていくの　ハっとした」

「安寧とみれば恙なし
然れどこのままじゃ由もなし」

「そして青春は終わりを告げる　短い軌道上足を滑らせて
落ちて行く刹那胸が痛んだ　気付けなかったな幸せだと」

「強く逞しく　ただそこにいれば目を惹くほど
忘れ難く　誉れ高く　君のようになりたかった 」

「君が君でいるためだけの歌
本当は何も響かない
「好きだよ」という言葉と裏腹
好きなものなどここにない」

「最後に別杯していこうか
後悔を錯誤思考上で強圧して走り出せ
ただ天啓の臨界戦　行くしか道は無いだろう
この峠を過ぎて手を伸ばせば君に届く」

「鴨川には梅雨が流れ　夏が浮かぶよ
晴れた空から陽は覗くけど
僕はしとど
まだ少し、雨」

「幸福の無いほうへ　浸み渡っていく
痛みが怖いから　君の形に拡がる
快感のあるほうへ　浸み混ませてよ」

「僕ら揺るぎないものはないが　だから見苦しく持ち寄って
たまに十分すぎるって笑って　君と共有したいと思えたんだ

君が好きなものが好きだ」

「今は君に満たして欲しいんだ
注げないか 手が無いな
未だ満たぬ盃の底気付いた この盃はもう二度と満たず」

「忘れてほしい　百の記憶の
乞いする気持ち　遺らぬ愛しさ
また来る日々に　懐かしい場所へ
いざなう君は　僕のヒーロー」

「期待もないけど
見捨てもされずここにいるだけ
もういいよ私だって
君に期待はしてないよ」

「そんなことどうでも好くて
それもしだいにおわる
いずれのよには
敎わるだらう
それはかなしと

其れが誇りと」

「「こんな日々を過ごしてみたい」
あの寡黙な彼を想うと泣きたくなった
狭霧を夢中で駆けた
夢中で駆けた　耳目を殺して」

「僕にトラジーナ 素敵な名前を
くれただけの誰かに
今は会いたい」

「正俗の評価などいらないから
ただ勝利を今この手で」

「叶わなくたって 願えなくたって
あなたがいればそれでいい
失うことや 手に入れること
もう何も恐くはないよ」

「君が好きなこのまちにも雨は流れて
君が置いていったこの痛みだけ
流れずに濡れている
六月などいらないから
六月など…」

「こんな不吉な筒で 新しい未来が切り開けるもんか」

「いつかはきっと必ずきっと 僕が君の心燈すから」