０１
『正しさをだ〜〜～〜〜れも知らんけど』

sohbanaさんの音楽は宗教色と俗っぽさを同時に感じるものが多いと思っていましたが、まさか読経をそのまま入れてくるとは……。速いテンポと淡々とした歌唱に面白い音がいっぱい鳴ってて最高。間奏が特に大好きです。

歌詞に関しては長くなりそうなのでノーコメントで。

０２
『日陰の向日葵は特別でしょ？』

由末イリさんの曲は音の使い方が楽しくて好きです。
子供の頃、暗くて人目につきにくい、校舎の片隅とか、階段の陰とか、寂れた裏庭とか……一見冷たい印象の場所って「自分だけの居場所」のような気がして少しだけ落ち着きました。息苦しさを感じている時とかは、特に。
そんな場所に"素敵な友達"まで居てくれたら、暖かいとすら感じたかもしれないな　と、この曲を聴いていると思います。

おまもりとして心の裡に忍ばせておきたい　秘密の逃げ場所のような曲です。

０３
『泳げないことバレないように 浮かぶことすらやめてしまおうか』

眠れない夜に聴きたくなる曲。
電子音も、歌愛ユキとワカナ(UTAU)の声も、とっても心地良くて、永遠に聴いていたくなります。静かで出口の見えない曲が必要な時に最適です。

YouTubeに企画担当SYATIさんのゲキヤクカゼヒキver.もあります　
https://youtu.be/gWhBq4lL04E?si=Ze2zr4qxDu5wLz9D

０４
『あたしはどうやってもこういう世界のこういう者であるのだな』

勢いのあるボカムンベースに思わず揺れながら聴いていると、聴き馴染みのある「夕焼け小焼け」のフレーズが出てきてびっくり。
緩急がある曲って良いですよね。

ルウルのかわいい声で、行き辛さを切々と語りながらもそんな自分を諦めと共に受け入れ、ラストは太陽への「沈め」で〆る…カッコよすぎる。

０５
『透ける足を弾ませて』

音も歌詞も、綺麗で繊細で切なくて…………でも確かに力強さも感じます。か細くて淡々としていながらはっきりしたミクの歌声も「ここにいるよ」「ここにいたよ」と主張しているようで、初めて聴いた時少し涙が出ました。

無色透名祭3ではたくさん素敵な曲に出会えましたが、特に大切になった曲の一つです