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送辞 / 彩澄しゅお, 彩澄りりせ
【送辞】
ぜんぶ覚えて、いつか思い出せますように
「いつか忘れる日のために。」
すぐに忘れる言葉ばかり頭に詰め込んで過ごしていた。
ささやかだけど戻らない時間について。
いつかの春、いつかの窓、いつかの放課後、いつかの帰り道
そのすべてを焼き付けて、今。
全部、ぜんぶ覚えていたい。
ぜんぶ覚えて、いつか思い出せますように。
いつか、すべて、忘れる日のために。
いつかのわたしたちへ送る備忘録。 -
ももいろの鍵 / いよわ feat.初音ミク
【卒業生:パイン】
いよわさんらしい暴れまわるピアノとスト―リー性の強い歌詞、最高です
「独り立ち」をテーマにして別れの心細さとそばにいる暖かさを描写していてその辛さというか切なさがものすごく刺さるんですよ たとえば歌詞の「その先に手を伸ばして 触れたものも受けた傷も 全て憶えていたいから」というところは将来への恐怖もすべて受け止めて進んでいく、みたいに歌詞のいたるところにメッセージが込められててほんとにすごいんですよ あと2番サビあたりの扉の向こうを見て絶望するところ、ここいろんな解釈ができて「未来を見てその不安を感じている」とか「別れに直面して寂しさに押しつぶされている」とかほんとにすごいんです(語彙力)音に注目するといよわさんの代名詞ともいえる不協和音が鳴ってるんだげどもなぜかそれが心地よく聞こえる謎のトリックとか「MORE」をあらわすモールス信号もあって聞いてて面白さを感じるんです
とてもいい曲です -
『黎明』/ 鏡音リン
【卒業生:ワタミ】
"旅立ちの唄どうか聴いて欲しいんだ"
足並みを揃えた仲間たちと、無事に門出の日を迎えることができた。
"あの日の事だけは忘れらんないままでいて"
それぞれが選んだ道を尊重し祝福するも、瞼の裏には沢山の思い出が過ぎり、名残惜しさに目頭を熱くする。
"ありふれたお伽話では終わらない"
共に過ごした日々、時間。それらに別れを告げ、再び僕らは歩み始める。未来への希望を添えて。
"今、僕らは輝きだした!"
行先を照らす眩い光に目を細め、いざ、黎明の時。
旅立つ我らに、心からの祝福を! -
【初音ミク】entrance【オリジナル曲】
【卒業生:みかんちょこ🍫】
『新しい朝焼けに世界は紅く染まる 希望を照らすように
拙い僕らもきっと なんとかやれるはずさ
怖がらないで今日を迎えよう』
新たな一歩を踏み出す人へ贈りたい、明日への勇気と希望を与えてくれるボカロックです。 -
livetune feat. Hatsune Miku「DECORATOR」Music Video
【卒業生:なのさP(mitya)】
卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます!そして私も卒業できるぞヤッター!
さて、この時期に卒業を迎える学年の皆さまは、きっと入学した頃やそれ以前に思い描いていた学校生活とは異なる生活を歩んだ学年なんじゃないでしょうか。かく言う私も入学式が中止になり、入学から半年間は学校に行くこともありませんでした。正直に言って苦しかったですし、やり残したな~ということはたくさんあります。そんな中でも、私の学生生活を支えていたのは、VOCALOIDの音楽でした。
そのVOCALOID音楽の中で、特にこのタイミング、この数年間を終えるこの時期に聴きたいのがkzの『DECORATOR』です。
この曲が、この数年間の私を支えてくれました。どんな時代に生きようとも、自分自身がこの時代を彩っていくんだと勇気づけられた一曲です。マジカルミライ10thで演奏されて改めてミクたちから勇気をもらいました。
これから先、どんな困難が待ち受けているか正直分かりません。だから、新たなステージに進む自分と皆さんに、この曲を贈ります。
「次の今日は 君の手で 飾り付けるんだ」 -
花のように(feat.小春六花,夏色花梨,花隈千冬)
【卒業生:ふらいぱんQ】
今、僕はこうして、色んな大人に頼って、やってみたいことをたくさんやろうとしている。
それは、学校生活、部活動、そしてこの場所でも。
将来につながるかだなんて、そんなのわからない。だけど、やってみることに、挑戦することに、必ず意味はある。
……いや、未来につながらないものだなんて、人生において無駄なものなんて、余計なことだなんて、ひとつもないはずだ。
花のように綺麗にはなれないが 何度枯れてもまた蕾から始めるように
諦めてた心も水を遣って また立ち上がれたら そんな人になれたら いいな
自分のプライドが邪魔したり、自分を好きになれなかったり、傷ついたり、から回ったり。
理想通りの自分じゃないからこそ、こうやってたくさん失敗もして、たくさんのものを得て、そして何かに繋がっていく。
その何かは必ずどこかで、見えないかもしれないけれど、必ず形になる。
また立ち上がれたらいいな いつか花が咲くから
きっと。 -
答辞 / 彩澄しゅお, 彩澄りりせ
【答辞】
数年ぶり、降り立った街並み
同じままではいられなくて。
走り回って音を集めた、あの校舎は今はもうない。
だからわたしたちは残した音を切って貼って音楽にする。
いつかの春、いつかの窓、いつかの放課後、いつかの帰り道
全部、ぜんぶ覚えていた。 -
卒業 / 重音テトSV
”さあ、これから最後の授業だ。”
卒業式を終え、生徒たちはそれぞれの教室に戻った。始業のチャイムが鳴る。
31歳の教師、重音テトは何を僕たちに伝えるだろう。僕たちは何を伝えてほしいのだろう。
「じつに馬鹿な君に問おう」
設定上重音テトのセリフとされている、「君は実に馬鹿だな」
この曲の中では、「馬鹿」という言葉が重音テト先生から生徒たちへの、大きな大きな愛情として表現している。
歌詞がMV上で手紙調で表記されているのが、生徒に向かって言葉を紡ぐために、すげえ時間かけて、文章を、どんな言葉選ぶかを、考えたんだろうなぁって。
「こんな簡単で分かり切ったこと」
言葉に出してしまうのは、大人側にとっても、見えていることだけど、見えないふりをしていたい現実で、伝えられないんだよって
「死んでほしい人もまた愛されていること」
君には嫌な部分ばかり見えてしまう人だけれど、やっぱりその人だって同じ人間であり、誰かにとっては大切な人だし、君と同じくらい必死なんだ。
みんな、それぞれが、それぞれ、必死なんだ
「誰もが何かのために言葉を選ぶこと」
この曲の、歌詞だってそうだろう
教師が、様々な生徒たちに一生懸命、伝えるために、いくつもの選択肢から言葉をひとつひとつ選んでいて。
「絶対などないってこと」
君が生きる人生、君が生きてこそ。
何事も自分で決めるからこそ、始まる。
卒業して、社会に出て、自分で決めることがこれからもたくさん増えていく。
その時に、誰に委ねることなく、自分で決めるんだ。
そして、君の人生が幕を閉じるその瞬間まで、誰にも選択を委ねないでいて。
絶対などないってこと。
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