雨が降ったから今日は空が綺麗
雨が上がればきっと虹がかかる
庭に咲いた百合は腐っても百合で
お気に入りだからあとで見に行こうね


大事なもののためならば喜んで　
愛しいもののためならば喜んで
この世界から見たら残りわずかな時間を
惜しむことなく捧げ　祈るように生きて

人がなぜ泣くのか　誰にもわからない
そんな雫を知るまであなたのそばで

穏やかで、平和で、そしていつかくる終わりを連想させる。

日常で。日常だからこそ、大切で。

はつらつな学生たち
いつもわいわい楽しそう
お母さんの手遊び歌
えへへ　赤ちゃん笑ってる
すれ違う人の体温　噛み締めながら

繰り返しと生きても
まじないを携えて
あなたに会いたいよ

思わず外に出てみたくなるような、
いつも住んでいる町なのに、歩くだけで旅をしているような気分になれる、そんな曲。

ああ風になって
1回きりとすれ違って
振り向けば
分かりきった
いつもの法則でまた ちょっと笑える

路傍に咲く　花が美しいとか
俯いて気づけることだってあるでしょ？

今やっていることが、将来につながるかだなんて、そんなのわからない。
だけど、やってみることに、挑戦することに、必ず意味はある。
……いや、未来につながらないものだなんて、人生において無駄なものなんて、余計なことだなんて、ひとつもないはずだ。


花のように綺麗にはなれないが　何度枯れてもまた蕾から始めるように
諦めてた心も水を遣って　また立ち上がれたら　そんな人になれたら　いいな

自分のプライドが邪魔したり、自分を好きになれなかったり、傷ついたり、から回ったり。
理想通りの自分じゃないからこそ、こうやってたくさん失敗もして、たくさんのものを得て、そして何かに繋がっていく。
その何かは必ずどこかで、見えないかもしれないけれど、必ず形になる。
また立ち上がれたらいいな　いつか花が咲くから　
きっと。

重音テトと街

いつもと同じバス停で降りて
そしてさよなら
淡い思いが胸をよぎった
知らない街で今降りたなら
何か少し変わるだろうか
延いては世界が

鈴を鳴らして
変わらぬ日々ごと抱き寄せたら
輝きが満たす道　足音踊りだすよ
昔が昔じゃなくなって
それが軽やかに今を飾るんだ

家に帰るときに、毎日のように聴いた曲。

悲しいことはない方がいいけど
起きてしまうのは仕方のないことだね
その感情に寄り添いながら
時に蓋しながら
生きるしかないよね

世界をちょっとおもしろくさせるおまじない

素敵な言葉ほんとは知ってるくせに
どこにも飛ばさないなら　
チラシの裏にでも書いてこっちに寄こして！

忘れたくない、今この瞬間。君の言葉。感じたこと。見たもの聴いたもの。

全て、覚えておきたい。

だけど、人間はいつか忘れてしまうから。

いつか忘れるその日のわたしへ、

残しておきたいものがある。


ぜんぶ覚えて、いつか思い出せますように

「いつか忘れる日のために。」

すぐに忘れる言葉ばかり頭に詰め込んで過ごしていた。
ささやかだけど戻らない時間について。

いつかの春、いつかの窓、いつかの放課後、いつかの帰り道
そのすべてを焼き付けて、今。
全部、ぜんぶ覚えていたい。
ぜんぶ覚えて、いつか思い出せますように。
いつか、すべて、忘れる日のために。

いつかのわたしたちへ送る備忘録。

数年ぶり、降り立った街並み

同じままではいられなくて。

走り回って音を集めた、あの校舎は今はもうない。

だからわたしたちは残した音を切って貼って音楽にする。

いつかの春、いつかの窓、いつかの放課後、いつかの帰り道
全部、ぜんぶ覚えていた。

"さあ、これから最後の授業だ。”
卒業式を終え、生徒たちはそれぞれの教室に戻った。始業のチャイムが鳴る。
31歳の教師、重音テトは何を僕たちに伝えるだろう。僕たちは何を伝えてほしいのだろう。

「じつに馬鹿な君に問おう」
設定上重音テトのセリフとされている、「君は実に馬鹿だな」
この曲の中では、「馬鹿」という言葉が重音テト先生から生徒たちへの、大きな大きな愛情として表現している。
歌詞がMV上で手紙調で表記されているのが、生徒に向かって言葉を紡ぐために、すげえ時間かけて、文章を、どんな言葉選ぶかを、考えたんだろうなぁって。

「こんな簡単で分かり切ったこと」
言葉に出してしまうのは、大人側にとっても、見えていることだけど、見えないふりをしていたい現実で、伝えられないんだよって

「死んでほしい人もまた愛されていること」
君には嫌な部分ばかり見えてしまう人だけれど、やっぱりその人だって同じ人間であり、誰かにとっては大切な人だし、君と同じくらい必死なんだ。
みんな、それぞれが、それぞれ、必死なんだ

「誰もが何かのために言葉を選ぶこと」
この曲の、歌詞だってそうだろう
教師が、様々な生徒たちに一生懸命、伝えるために、いくつもの選択肢から言葉をひとつひとつ選んでいて。

「絶対などないってこと」
君が生きる人生、君が生きてこそ。
何事も自分で決めるからこそ、始まる。
卒業して、社会に出て、自分で決めることがこれからもたくさん増えていく。
その時に、誰に委ねることなく、自分で決めるんだ。
そして、君の人生が幕を閉じるその瞬間まで、誰にも選択を委ねないでいて。

絶対などないってこと。

公式解説ツイートはこちら：https://x.com/naishonopiasu/status/1763195249349001535?s=20

いつの間にか低くなった声。大人へと近づいていくこと。なにかはじめてみること。


目を覚ませ！今すぐに！
僕を見て！って
愛くるしくて仕方ない世界へ


大阪芸術大学短期大学部VOCALOID研究会
https://twitter.com/geitan_vocalo/status/1726503297585123714

いじわるマスターの喫茶店は
潰れて工事現場になった　まるで砂場みたいだ
調子に乗って鼻血を出したシーソーも
老朽化だからって　なくなってしまったみたいだ
思い出と歩いてる　当たり前だった道

昔に思いを馳せながら
今という瞬間を残しながら
下手くそでも　そのままが一番いいんだって。

今が一番きれいだけど　
それはいつか、昔になって忘れてしまうから
せめて残しておこう。

それなりに答えは見つけているけど
いつだって小銭が少し足りないな
月光の果てに気を取られ　またひとつ時を進めよう

齢をとって気づくこと、立場の変化、誰かの中で消えていく自分との思い出。

視線を逸らせば辛うじて、愛せる日々のこと
睫毛や覚えた口癖に　値札や価値などつけぬまま
ただ手荷物を減らすのだ　まだ夜は長いから

死に急げ、夏へ、夏へ、夏へ、夏休みを謳歌しようぜ！

主人公が死ぬと決めてから、空は驚くほど青くて。驚くほど、”生きている”。
誰にも邪魔されない、まさに無敵の一夏。

純粋で、素直な心で、「好き」を言うことの、なんと素晴らしい事でしょう。
僕たちもこのドラゴンを見習って、もっと好きを叫ぼう。

月が綺麗では恥ずかしいほど足りなくて

なにもしなくていいから、ただあなたのままでいてほしい。
手繰り寄せることすら叶わない願いだから　
それでもあなたが笑うというなら　
それでいい　それだけで

「あなたを探すけど　何も見えなくてさ」
震える声は、”あなた”に呟く。

「笑わなくていいから　変わらずあなたでいて」
だが芯を持つ声は、”あなた”を願っている。

「記憶を飲み込んだ　あなたに恋をしていた」
　胸を締め付けるような優しさは、”あなた”を想っている。

「いかないで」
”あなた”への美しい愛の詩。

なんて遠い昔話だ　
この宇宙のはじまり　
この世界の成り立ち　

途方もない歴史の中に
少しも特別じゃない僕らの名前を刻もうか


この長い歴史に、僕たちはちっぽけで。
世界を変えるような天才でもなんでもない平凡な僕たち。
きっと忘れられてしまうような僕たち。
そんなちいさな僕たちが、この世界に残していく物語。

心臓は動いた　灯火を紡ぐように
怖がりな心を焚き付けてく　
行く場所も告げぬまま

心臓が 動いて 赤い血を 流したなら
痛がりな 生き物が産まれる その意味を 宿すように
物語の１ページが始まる この手を掴むように
出会った 名前は

6月15日は何の日ですか？
真言宗を開いた空海の誕生日？ドラえもんのジャイアンの誕生日？
そんな最強な日に誕生した最強な曲がこちら。
ライアー！ライアー！ダンサー！！！！

口ではこう言ってるけど、本当はそんなこと言いたくなかったり。本当は喋りたくなんかない人と喋らなくちゃいけなかったり。
でもやっぱり、ちっちゃな私のことも大切に、ぎゅっと抱きしめて大切にしてあげたい。

「言えないような気持ち」「癒えないよ一生」「容れないような人」

祈りを捧げよう　呪いがかかった人生に
命を捧げよう　助けも呼べぬような人に

「他人には云えないような事」「独りじゃ癒えないようなこと」

曲を作る上で一番大事なことは
誰かに認めてもらうこととか
再生数とかミックスの質とか
音圧とかそんなもんじゃないってこと

どんなに拙い音も、どんなに拙い言葉も、
“好き”の気持ちさえあればそれは立派な音楽だ。

さあ肩の力を抜いて。
たまには自由に音を楽しもうよ。